DNA損傷と女性生殖器
どうも!
メンズヘルスケア
理学療法士の小林です!
今日はDNA損傷と女性生殖器についてです!
ヒト精子DNA損傷は精子と卵管の間の免疫学的相互作用に影響を与える
Human sperm DNA damage has an effect on immunological interaction between spermatozoa and fallopian tube.
Toll様受容体は、
精子と卵管の間の免疫学的相互作用において
重要な役割を果たしており、排卵、精子受精能獲得、受精、および妊娠に寄与している
[目的] Toll様受容体およびそれらの
アダプターの発現を調査すること。
ヒト卵管細胞株(OE-E6 / E7)における
高DNA断片化(高DF)の精子の影響下に
ある分子および
サイトカインを分析し、
正常精子のそれらと比較する。
高DF(20%以上)を有する不妊男性、
および3%未満のDFを有する10人の
健康なドナーから
精子調製後、サンプルをOE-E6 / E7と
共培養した。
Toll様受容体、骨髄分化因子88(MyD88)、
TIRドメイン含有アダプタータンパク質(TIRAP)、
TIRドメイン含有アダプター誘導
IFNb(TRIF)、TRIF関連アダプター分子、
さらにIL-6、IL -8、IFN-β、およびTNFαの
よって評価した。
ELISA法を用いてこれらのサイトカインと
ケモカインのタンパク質レベルを測定した。
[結果]
OE-E6 / E7におけるTLR 1-6 mRNA発現は
影響下で有意に高かった。
さらに、TRIF関連アダプター分子を除いて、
低DF群と比較して、高DF群において、MyD88、TIRAP、
およびTRIFのmRNA発現の有意な増加が
観察された。
さらに、高DF群におけるIL-6およびIL-8の
発現は、低DF群より有意に高かったが、
IFN-βおよびTNFαの発現には群間で有意な差
はなかった。
DNA損傷からの分子パターンは、
ヒト卵管においてTLRシグナル伝達経路を
活性化し、
そして炎症性サイトカインおよび
ケモカインの上方制御をもたらす。
この状況は、受精能獲得、受精、胚発生、
および女性の生殖管への
着床の病理学的環境を提供する可能性があり、
1つとしてあり得る。
☝️DNAが損傷している精子が女性の
生殖器へ侵入する事で、
炎症作用を有し不妊に繋がってしまうという
事ですね!
以上!
メンズヘルスケア
理学療法士の小林裕輔でした( ・∇・)