肥満×DNA
どうも!
メンズヘルスケア理学療法士の小林です(^ω^)
今日は肥満とDNAの断片化を調べた中国の研究になります!
ヒト精子DNA断片化指数(DFI)関連因子の分析中国における1010人の不妊男性の報告
Analysis of human sperm DNA fragmentation index (DFI) related factors: a report of 1010 subfertile men in China.
我々の前向き研究では、
18〜50歳の合計1010人の不妊男性が2012年8月から2015年6月まで登録された。
彼らの肥満関連マーカー、精液パラメーター、精子先体酵素活性、精漿生化学マーカー、
および 血清および精漿中の生殖ホルモンおよび脂質レベルが検出された。
精子DNA断片化指数(DFI)は、精子クロマチン構造によって決定した。
DFIと上記の各変数との相関関係を分析した。
スピアマン相関分析は、精子DFIが年齢および禁欲時間と正の関連があることを示した(P <0.001)。
精子DFIは精液量および異常な精子頭部の割合(P <0.001)にも正の相関があり、
一方、精子濃度、進行運動性(PR)、精子運動性、総正常 - 進行性運動性精子数(TNPMS)、陰性に関連した。
正常な精子の形態(NSM)、無傷の先体の割合および先体の酵素活性(P <0.001)。
正の相関があったが精漿中の総α-グルコターゼ、
γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT)およびフルクトースのとは無関係で
あった。
精子DFIと肥満関連マーカー
(ボディマスインデックス(BMI)、ウエスト - ヒップ比(WHR)、
ウエスト周囲長(WC)、ウエスト - 身長比(WHtR)、血清など)との
間に相関関係はありませんでした。
脂質レベル、精子DFIと精漿トリグリセリド(TG)と
総コレステロール(TC)レベルの間に正の相関があった(P <0.001)。
精子DFIは、
血清黄体形成ホルモン(LH)および卵胞刺激ホルモン(FSH)レベルならびに
精漿FSHおよびエストラジオール(E2)レベル(P <0.001)と正の関連があったが、
血清および精漿テストステロン(T)レベルとは無関係であった。
Spearman相関分析において精子DFIと有意に相関した変数の多変量回帰分析は、
年齢、精液量、精子濃度、進行性運動性、TNPMSおよび無傷の先体が独立して
精子DFIと相関していることを示した。
年齢、禁欲時間、精子形成および成熟、精漿脂質および生殖ホルモンレベルを含む、
しかし、精子のDNA損傷に対する精漿脂質および生殖ホルモンの潜在的な影響は、
科学的デザインおよび大量のサンプルを用いた研究によって依然として証明される
必要があります。
肥満と精子DNAの断片化には関連はなさそうですが、精子のパフォーマンスに
関わる精漿には関連がありそうですね( ・∇・)
以上!
メンズヘルスケア
理学療法士小林裕輔でした(^ω^)