男性力向上blog

理学療法士がED.遅漏.早漏.不妊等の男性特有の問題を発信します!!

漢方ってどうなん?!

どうも!

 

メンズヘルスケア理学療法士の小林です

(^ω^)

 

 

今日は漢方についてです!

 

妊活や不妊治療中に処方される事が多いと

 

思います。

 

先日、インタビューをさせていただいた方も

 

使用されていました(*゚▽゚*)!

 

 

では、男性不妊において漢方療法による

 

エビデンスはどうなのでしょう?!

 

 

そもそも漢方とは?

 

中国の伝統医学である「中医学」が、

 

5世紀頃に日本に伝わったとされ、

 

 

病名に対して、処方するのではなく、

 

症状に対して処方するのが特徴です(^ω^)

 

 

中医学では生殖、発達能力を表す概念

 

として「腎」が知られ、

 

 

男性不妊を表す概念として

 

腎虚」という言葉があります。

 

治療には腎を補う薬剤が使用されます!

 

 

代表的な薬剤として、六味丸(ろくみがん)、や

 

八味地黄丸(はちみじおうがん)

 

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)があり、

 

八味地黄丸(はちみじおうがん)は血を

 

巡らす作用があり、

 

 

男性不妊の方へ処方される事がある。

 

 

中国の論文では、

 

精索静脈瘤の方に対して手術のみの方と

 

手術+漢方を服用された方を比較した所、

 

後者の方が妊娠率が高かったと報告も

 

あります!

 

八味地黄丸(はちみじおうがん)を

 

健常ラットに与えた研究では

 

投与後、精子数、運動率、精巣上体量、

 

副腎重量が増加したと報告されています(°▽°)

 

 

しかし、中国と日本では漢方を作る過程が

 

違ったり、

 

男性不妊という病名に直接的な適応のある

 

薬剤がない事には留意する必要があります!

 

なので、

 

漢方を服用しているから大丈夫ではなく、

 

その後もしっかりと精液検査をして経過を

 

観察していく必要があると考えます(^ω^)

 

 

以上!

 

メンズヘルスケア理学療法士の小林裕輔でした❗️

 

 

参考文献)

臨床婦人科産科 2018 vol.72 No.11 男性不妊をアップデート