男性力向上blog

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BMIと精液成分(海外論文)👆

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どうも!

メンズヘルスケア 理学療法士の小林です(^^)/

 

BMIの数値の変化が精液成分に

どのような影響を及ぼすかという

中国の論文です(#^.^#)!!

 

The impact of BMI on sperm parameters and the metabolite changes of seminal plasma concomitantly

    -精子パラメータと精液血漿代謝産物

               変化に対するBMIの影響-

 

現在、男性の不妊症の発症は世界的に急速に増加し、肥満が流行しています。

 

 

👆(方法)

精子数、濃度、精液量および精子の運動性

 

(全体的および進行性)を含むBMIおよび

 

精子パラメータについて系統的レビュー

 

およびメタアナリシスを行った。

 

さらに、肥満は代謝障害現象であるため、ヒト精漿における

 

小分子代謝産物の適切な理解は、精子形成の基礎となるメカニズムに

 

関する生物学的情報を提供すると考え、

 

本研究では精漿のメタボローム解析も行った。

 

→メタボローム解析とは?!

生体内に存在する代謝産物を網羅的に解析することがメタボローム解析です。

 

 

この研究では、異常体重群の精子パラメータ

 

(総精子数、精子濃度、精液量)の

 

標準化加重平均差(SMD)が、

 

正常体重と比較して程度が異なることを

発見。

 

用量反応分析では、BMIが5単位増加するごとに、

 

精子数、精子濃度、および精液量のSMDが

通常体重と比較してそれぞれ

 

2.4%、1.3%および2.0%減少したことが

わかった。

 

精漿のメタボローム解析は、

スペルミジンとスペルミンが精子形成の進行に重要な役割を果たす可能性が高いことを

示した。

 

👆つまり、肥満と精子の質は関連性があり、

   

 BMIは1つの指標として、使用できる可能性があるという事ですが、

 

じゃあ減量すればいいんだと思いがちですが、

 

しかし、真実はまだ不明で、食事による減量、運動介入、肥満手術および

 

男性の生殖能力に関するいくつかの関連記事が発表されている中、

 

ほとんどの報告は、精子パラメータ

(運動率など)よりも生殖ホルモンへ影響し、

 

結果はあいまいでした。

 

Niskanen et al とKaukua et al は

 

体重が増えるとテストステロンが増加する事を

発見しました、

 

Leenen et al は体重減少と

総テストステロンレベルの間に相関が

ないことを示しました。

 

  なので、まだまだ未知の分野で解明

 

されてない事が沢山あるんですよね~~( ゚Д゚)

 

 

 

   BUDDY CHECKでは精子形成に重要な

 

  スペルミンも検査出来ます!!

www.dantte.jp

 他にも、

 

異常な体重が乏精子症または無精子症

 

リスクを高めることがSermondadeらによって

 

報告もされています!!!

 

最近おなか周りが気になる男性の皆さん!

 

妊活はしなくとも、

 

精液は血液の5倍のデータを反映するので

 

この機会に是非、

 

健康を見直してみてはいかがでしょうか??

 

以上、

メンズヘルスケア

理学療法士 小林裕輔でした!

 

ありがとうございました^ ^

 

 

 

 

 

 

参考文献)

 

The impact of BMI on sperm parameters and the metabolite changes of seminal plasma concomitantly

             -精子パラメータと精液血漿代謝産物変化に対するBMIの影響-