行動変容とコーチング
今日は、メンズヘルスケアではないですが、
医師とコメディカルが協力し、
生活習慣病改善プログラムを作成し患者指導を行った文献を紹介します(^ω^)
医師とコメディカルチームが共同して行う「生活習慣病改善プログラム」による患者指導の改善効果の検証
医師と看護師、保健師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士が症例に対し、協議、
共同して行う「生活習慣病改善プログラム」を行動変容ステージに
合わせてコーチングスキルを活用した患者指導を行なった( ・∇・)
過去3年間で教育プログラムを終了した全員に行動変容が見られた!
→行動変容とは
☝️無関心期:行動変容に関心がない時期
☝️関 心 期:行動変容に関心はあるが,まだ実行する意思がない時期
☝️準 備 期:行動変容に向けた行動を実行したいと思っている時期
☝️実 行 期:明確な行動変容が観察されるが,その持続に自信がない時期
☝️維 持 期:明確な行動変容が観察されて,その持続に自信がある時期
患者がどの時期にいてるのか評価する事が大切。
※行動変容ステージー日本保健医療行動科学会より引用
例えば、無関心期の人にコーチングを試したり、
維持期の人にカウンセリングしたりなど逆に混乱を
招いてしまうので、評価し把握する事が大切です(-.-;)y-~~~❗️
文献に戻ります( ・∇・)
3ヶ月間の教育プログラムを終了した100名
(糖尿病86名、脂質異常症8名、高血圧症6名)に対し、
指導前後の行動変容ステージの変化と食習慣、運動習慣およびそれ以外の
行動変化の有無をデータベースに入力し検査データを解析☝️
結果→熟考期(無関心期〜感心期)から準備期又は
行動期へのステップアップは100%であり、
食習慣改善率は99%、運動習慣改善率は95%それ以外の
行動変容は96%、検査データの改善は
84%に認められた( ・∇・)!
まとめ☝️
☆医師とコメディカルチームが行動変容ステージに合わせて、
専門的な立場からコーチングを行なった事で
データの改善がみられた( ・∇・)!
☝️生活習慣を指導する際、どの行動変容の時期にあるのか、
評価する事は大切ですね( ・∇・)
ありがとうございました❗️
メンズヘルスケア理学療法士の小林裕輔でした(^ω^)
参考文献:
医師とコメディカルチームが共同して行う
「生活習慣病改善プログラム」による患者指導の改善効果の検証
佐久間一郎 2010年